ごあいさつ

生きる 活きる −いのちを育む看護学―

第20回日本看護学校協議会学会が、平成20年8月1日・2日、千葉県成田市国際文化会館で行われることに決定いたしました。会員校の皆々様が多数御出席を頂きまして、盛大に開かれますことをお願い申し上げます。

成田市は御承知のように、名刹新勝寺成田山で有名ですが、正月の初詣は、明治神宮についで毎年二番目と聞きます。それほど人間一生に一度はお参りしたいところでありまして、特に平成20年は、成田山開基1070年祭記念大開帳に当たりますので、全国から老若男女、善男善女が、沢山参拝されることと思います。また、国際空港都市ですから世界中の人々の日本への玄関口でもございます。学会が、全国から祝福され応援を頂きますよう、成功致しますことをお祈りいたします。

さて、学会テーマを“生きること・活きること―共に考えよう いのちを育む看護学―”とさせて頂きました。

生命は「限られた生命」であり、自分だけの生命でもありますが、いのちは「うけつがれたいのち」であり、個をこえた連続したものであります。いのちの尊厳、人格の尊重は看護の根本であり、看護学の原点はそのいのちを大切に育む学問であり、医学は命を守る学問と考えます。

看護の語源は育む、哺育するというように、病人にとっては乳母であり母であれば、絶対的な信頼を得る責任があります。専門的知識や、高い技術を学ぶことは勿論ですが、哲学や文学、芸術に親しみ、人間のよろこび、かなしみ、悩みを深く理解できるゆたかな人間性が求められます。

成田山の霊地において現代社会が求める看護の真の在り方をきわめたいと思います。

人々のしあわせを考え、あたたかい明るい希望を与える人間看護の実現を、学会で皆々様と考える日をたのしみにおまちしております。

第20回日本看護学校協議会学会
学会長 山 田 里 津